鏡の国のニート

「おい、ニート!おい!そこで一体何してやがる?まだ怠けてんのか、え?」

「おい、狂信者!おい!そこで一体何してやがる?まだ働いてんのか、え?」

「な、なんだと!?」

「私は鏡の国のニート。説明のため、一度だけ普通に話すよ。鏡の国の掟に従って、君の発言を君にピッタリの発言に変換してお返しするからね」

「訳のわからないことを言いやがって!ははん、さては働かないための言い訳だな?」

「訳のわからないことを言いやがって!ははん、さては懲らしめるための言い訳だな?」

「懲らしめる!そう、その通りだ!社会に貢献しないニートは、懲らしめられて当然じゃないか!」

「懲らしめる!そう、その通りだ!社会を破壊する狂信者は、懲らしめられて当然じゃないか!」

「おい、ふざけるなよ。オレは働いて、社会に貢献しているんだ」

「おい、ふざけるなよ。お前は働いて、社会を破壊しているんだ」

「社会を破壊しているのはそっちだろうが!親に寄生して何も産み出さない、ただ消費するだけのニートが何言ってやがる!」

「社会を破壊しているのはそっちだろうが!会社に寄生して余計なものしか産み出さない、ただ問題を増やすだけの狂信者が何言ってやがる!」

「こっちはなあ、価値を提供してんだ!それで金貰ってんだよ!」

「こっちはなあ、価値を吸収してんだ!それで金払ってんだよ!」

「ほらみろ、ただ消費するだけじゃないか?オレは汗水垂らして自分とこの商品を売り込んでるってのに、気楽なもんだな」

「ほらみろ、ただ賃労働してるだけじゃないか?オレは汗水垂らして自分とこの商品を売り込むような余計な労働はしてないってのに、気楽なもんだな」

「おい、お前、今オレが誇りを持ってやってる仕事をバカにしたのか?」

「おい、お前、今オレが誇りを持ってやってるニートをバカにしたのか?」

「バカ野郎が!怠けてるだけなのに何が誇りだ!」

「バカ野郎が!余計な労働をしてるだけなのに何が誇りだ!」

「文句ばかり言いやがって。怠ける暇があったら社会に貢献するため起業でもしようって意欲はないのか?」

「文句ばかり言いやがって。余計な労働をしてる暇があったら社会に貢献するため起業でもしようって意欲はないのか?」

「オレはなぁ、お前のためを思って言ってんだよ!怠けて時間を無駄にしてるとなぁ、取返しのつかないことになって後悔するぞ?」

「オレはなぁ、お前のためを思って言ってんだよ!労働をして時間を無駄にしてるとなぁ、取返しのつかないことになって後悔するぞ?」

「いいかげんにしろよ。人は働くのが「自然」ってもんだろうが」

「いいかげんにしろよ。人は働かないのが「自然」ってもんだろうが」

「怠けを「自然」にしてんじゃねえよ!」

「余計な賃労働を「自然」にしてんじゃねえよ!」

「みんな働いてんだからなぁ、どう考えてもこれは「自然」だろうが!」

「みんなやらなくてもいい労働をさせられてんだからなぁ、どう考えてもこれは「制度」だろうが!」

「はっ、ニートが「制度」なんて言っても説得力ないもんね」

「はっ、狂信者が「自然」なんて言っても説得力ないもんね」

「さっきから人のこと狂信者狂信者って、怠け者が何様のつもりだ?」

「さっきから人のこと怠け者怠け者って、狂信者が何様のつもりだ?」

「「自然」に反する怠け者が!」

「「制度」を崇める狂信者が!」

「ふん、義務を果たしていないクズに何を言われても気にしないもんね」

「ふん、経済的義務を絶対視して社会的義務を放り出したクズに何を言われても気にしないもんね」

「さっさと自立するんだな。親がいなくちゃ何もできないなんて、みっともないだろ?」

「さっさと現実を受け入れるんだな。会社に必要とされなくなったら生きていけないなんて、みっともないだろ?」

「縁起でもないこと言うな!オレが会社に必要とされなくなったら・・・・・・あれ?会社に必要とされなくなったら、オレどうなるの?」

「・・・・・・」

「教えてくれよ、お~い、あれ?お~い」

「・・・・・・」

「あは、まあ、自然の掟だから、逆らえないよな」

「あは、まあ、労働社会の教えだから、逆らえないよな」


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